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2016年おとぎく大賞

2016年おとぎく大賞を発表します。

アーティスト: 目黒寿安
タイトル: フライトプラン

目黒寿安 (Juan Meguro) は横浜や横須賀などを中心に活動するシンガーソングライターだ。

幅広く深い音楽性とギターテクを武器に、色々な切り口から独特の世界観の弾き語りを構築している。
例えば、「垣根の向こうを決して覗いてはいけない。なぜなら・・・」というストーリー性のある曲、「パパがミュージシャンとして世界で色々な音楽を奏でる」曲、美しいソロギターの曲、、、など様々であり、どれも楽しめる。
ライブはまさにギター一本とボーカルで行われる。そのシンプルな構成とは対照的に、繰り広げられるパフォーマンスは重層的で色々な仕掛けに満ちており、飽きが来ないものだ。

人物像を正確にお伝えするために、本人のウェブサイトからプロフィールを抜粋することにする。

--- 本人ウェブサイトより ---
2001年、ニューヨークに拠点を移す。マンハッタン音楽院(Manhattan School of Music)のジャズギター部に入学しChris Rosenbergに師事。マンハッタン音楽院卒業後、ギタリスト・シンガーとしてニューヨークで活動を始める。
2008年、日本へ帰国。現在は地元横須賀を拠点にギタリスト・シンガーとして横浜・東京で活動している。
2010年、2011年、2013年と3つのアルバムをリリースし、
2015年、「島村楽器アコパラ全国大会」でグランプリ受賞。
2016年、「フィンガーピッキングデイ」ファイナリスト
2016年、「島村楽器 HOTLINE 2016 JAPAN FINAL」で優秀賞。
--- ここまで ---

地道に活動を積み上げつつここ数年はコンテストにも出場し、その実力を多くの人に証明した。

Amazon や Tsutaya で CD を見つけることはできず、ライブ会場でのみ販売。
2017年には早速新アルバムもリリースしたとのことなので、気になる方は是非ライブで確認されたし!

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2017-01-09 Japanese トラックバック::0 コメント::0

ゲッツ & ジルベルト - イパネマの娘

この記事を書いているのは2016年夏、リオのオリンピックが始まった頃である。
スポーツを通じて各国が健全に競い合い、交流を深めるという素晴らしいお祭り・オリンピック。
主催国ブラジルらしく、今回の開会式は陽気でエンタテイメント性の高い内容であった。

せっかくなので、ブラジル音楽について少し振り返ってみたい。
ブラジルには多種多様な音楽があるが、中でも世界的に馴染みが深いものの一つがボサノバだ。
既存の型にはまらない、「新感覚」な音楽が模索し続けられた領域。
ゆったりとしたリズムとおしゃれなハーモニーが特徴的だ。

そうしたボサノバの中から一曲だけ選ばないといけないとすると、やはりこの曲しかない。
定番中の定番、「イパネマの娘」である。
この曲だけでブラジル音楽の全ては語れないが、間違いなく大変重要な曲である。

「イパネマの娘」は、1960年代に以下のチームにより作られた。

作曲:アントニオ・カルロス・ジョビン(ボサノバの中心人物、代名詞)
ギター:ジョアン・ジルベルト(ボサノバ・ギターの第一人者)
テナーサックス:スタン・ゲッツ(ジャズの重鎮)
ボーカル:アストラッド・ジルベルト(透明感があり素直な声が特徴的で、当時のジョアン・ジルベルトの嫁さん)

今となっては錚々たるメンバー。ボサノバの歴史を作ったレジェンド様たちである。
やがてグラミー殿堂入りも果たしたこの曲は、色々なミュージシャンにより数多くの形で今なお演奏され続けている。
しかしその大衆性に反して、一度聴いただけでは歌う難易度が高い曲でもあるかもしれない。
さりげなく続く移調などにより、ふわっとした感じになるのですね。イパネマの美人と同様、つかまえるのに一苦労するメロディライン。

これを聴き、そして歌え!

アーティスト: スタン・ゲッツ、ジョアン・ジルベルト、アストラッド・ジルベルト (Stan Getz and João Gilberto feat. Astrud Gilberto)
タイトル: イパネマの娘 (Garota de Ipanema/The Girl from Ipanema)

この曲を聴き歌いながら、平和なイパネマ海岸にいる小粋な娘を想像し、平和なオリンピックの成功を願い、ひいては平和な全世界の実現を祈ろう。

2016-08-07 Bossa Nova トラックバック::0 コメント::0

「種からつなげよう~笑ってて」ファイナルライブ

2016年3月11日、種ともこ主催の「種からつなげよう~笑ってて」ファイナルライブが東京・北参道のストロボカフェで行われた。

「種からつなげよう~笑ってて」とは2011年3月11日の東日本大震災をきっかけとして、被災地支援のために種ともこが立ち上げたチャリティライブのシリーズである。
チケット代を低く抑える代わりに募金箱を設置し、ライブ後には種ともこ自らが募金箱を持って立ち、リスナーからの支援を求めている。
集まった募金は半年程度でまとめられ、「種からつなげよう」が選んだ支援先に対して直接支払われてきた。現地に関連したアーティストの出演や、物販なども行われた。

このチャリティイベント、隔月ペースで開催され、なんと震災後5年間で合計30回にもなった。
災害発生から1年経ち、2年経ち、、、被災地への注目度がだんだんと薄れがちな頃になってもひたすら地道に活動し、コツコツと支援を続けてきたのは立派と言わざるを得ない。
一人の支援者が大金を一回投入する形ではなく(それはそれで素晴らしい支援の一つなのですが)、リスナーへの行動を呼びかけ、リスナーや関係者が一体となって協力する形で支援行動を5年もの間続けてきたイベントだ。

その「種からつなげよう」がちょうど5年をもって活動終了することになった。
この日3月11日は、そのラストライブであった。

出演者は種ともこに加え、菅原弘明(ギター)、榎本高(ベース)、葛岡みち(アコーディオンなど)、郷田祐美子(チェロ)、高橋結子(打楽器)。
「種からつなげよう」の過去ライブを見てきた者にとってはオールスター。非の打ちどころのない豪華なメンバーだ。
これまでのライブでは、上記の中から毎回1人だけが登場して、種ともことデュオ演奏をしていた。
ピアノとギター、ピアノとベース、、、など色々あったデュオの組み合わせの常連だったのが上記メンバーだ。アコースティックでシンプルなデュオ構成の音楽はアットホームな落ち着きがあり楽しめた。
(ちなみに、上記以外にも共演者はおられたし、種ともこ出演枠ともう一つのタイバン枠での出演アーティスト各位も毎回おられた)
一人一人が本活動の趣旨に共感して出演してくれていたのであろう。

そして、今までバラバラに出ていた上記メンバーが全員集合。「種からつなげよう」全体を通じて今回が最初で最後のことである。
まさにフィナーレを飾るにふさわしいメンバーだ。

というわけで、このファイナルライブに行ってきた。(本記事は3ヵ月以上も経過してのレポート。)
チケットは発売後まもなく完売。早めに予約しておいてよかった。

まず、会場内の様子。これは今までのどんなライブとも違うように感じた。これは全く個人的な印象かもしれないが、とても特別な雰囲気がストロボカフェ内に流れていた。

言うならば「お葬式」のような雰囲気。
もちろん、このイベントは「お葬式」では全くない、純粋な音楽ライブだ。震災5年後のこの日に関係者などが亡くなった訳でではない。泣く人がいる訳でもなく、ピリピリしている訳でもない。暗く沈んだ感じでもない。エンタテイメントのイベントなので、堅苦しい雰囲気もない。
しかし、その「事の大事さと、全員の受け止め方」がそれに最も近いのではと思われた。

出演者も、観客も、スタッフも、それぞれ全員が凛とし、姿勢を正し、荘厳に、これまでの活動を振り返り、5年間も続いたことの感慨をかみしめ、それを引っ張ってきた種ともこへの感謝の意を抱いているように見えた。あまり言葉は交わさなくても、この日の意味を全員が知っていて前向きに「笑って」共感できているような雰囲気であった。(と個人的には感じられた。種サン、ありがとうございました。)

セットリストも、愛や優しさを感じさせるような、この日にふさわしい選曲だったように思う。出演者それぞれが磨き上げた持ち味のベストを発揮。全ての演奏が素晴らしかった。
個人的には「あいのうた」が特に良かった。古いバラード曲だが、ライブで演奏するのは初だったとのこと。郷田祐美子さんのチェロも素晴らしく、とてもラッキーなものを聴けた。
本ブログにて「おとぎく大賞」(本ブログの年次レコード大賞のようなもの)として選ばせていただいた「笑ってて」「さよなら原発」「岩手山」なども演奏された。

というわけで、今回のライブはとても特別なものであった。
「種からつなげよう」がつなげたものは、まさに人の心だったのではないか。
関係者の皆さん大変お疲れ様でした。

ライブは終了とのことだが、30回にわたる「種からつなげよう」イベントの録音をまとめたライブアルバムが2016年7月6日に発売。このアルバムの収益の一部もチャリティに回されるとのこと。

これを買え!

アルバム: 種からつなげよう~笑ってて~
アーティスト: 種ともこ



# 本ポスト内容に隣接した件として、2016年4月の熊本地震で被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

2016-06-30 Japanese トラックバック::0 コメント::0

2015年おとぎく大賞

「2015年おとぎく大賞」を発表します!
遅くなりました!!

これを聴け!

2015 Otogiku Award (2015 年おとぎく大賞)
アーティスト: 種ともこ
タイトル: 岩手山

種ともこさん 4回目の受賞おめでとう!
去年発売されたアルバム「Love Song Remains The Same」からの一曲。
ちょっと不思議かつ清々しい気分になる曲です。
このアルバムはハイレゾ配信もされています。
今年は音楽活動30周年、さらなる活躍を期待します。

というわけで「おとぎく大賞」はじまって以来、種ともこさんが4年連続で栄冠に輝きました。
今後も毎年受賞が確実なので、種さんはここで「永世殿堂入り」となり、2016年からは別の方が受賞することにして本ブログも少し変化をつけていきたいと思います。:-)

ではまた更新しますので、おとぎくブログをよろしくお願いします。(_o_)

2016-01-28 Japanese トラックバック::0 コメント::0

The Beatles / Paul McCartney - Can’t Buy Me Love

ポール・マッカートニーが来日!

ビートルズ時代から数々のヒット曲を飛ばし続けている、あの稀代のメロディメーカー・ポールである。
将来はベートーベン、レオナルドダヴィンチ、聖徳太子などとも並んで称せられるであろう「歴史上の人物」クラスの男が、ヘフナーベースのネックを右手に、愛嬌たっぷりの「オッス!」というベタな日本語ギャグで我々庶民の目線に再降臨してくださったのである。

クリエーターというものは、自分の「外部」に創造のヒントを得るのが得意な人が多い。藤子不二雄F先生は、A先生と切磋琢磨しながら、起き上がりこぼしを見て「ドラえもん」を創造。アンディ・ウォーホルは近代工業の画一観を見てポップアートの世界を創造。多くのミュージシャンは「影響を受けたアーティスト」がいたり、自分の「外部」から何らかの音楽的・非音楽的なモノを調達し、見聴きした上で自分の音楽を作っている。

今我々が15歳だとして、「ジョン・レノンとバンドを組め」と言われたらどうだろうか。
「この近所の兄ちゃん、スゲェ!」って思いながらやる感じ?
そういう相手も「このポールっていう奴を入れてみたけど、なかなかやるな・・・(汗)」みたいな。
互いにアセりながら、世界最高の教材とは知らずに与え合い、猛烈に音楽にのめりこんだ「レノン=マッカートニー」。

でも、さらにあれだけの名曲の数々を作ってきた要因はそれだけではないはず。
スタジオにずっといても、どこにいてもポール「内部」の音楽製造エンジンは止まらずに、素晴らしい曲をドンドン生み続けてきた。
OUT THERE 来日に際しては、ここまで継続的に圧倒的なアウトプットをしてきたポール自身に最大級の賛辞を送りたい。

さて、ここでポールの曲を一曲選ばないとアカンの?
そんなん無理無理。
なので、比較的ランダムに、今日の風・気分任せに、何となく選んでみたい。

これを聴け!

アーティスト: The Beatles (ビートルズ) / Paul McCartney (ポール・マッカートニー)
タイトル: Can’t Buy Me Love (キャント・バイ・ミー・ラブ)

1964年のビルボードの週間チャートで1位~5位をビートルズの曲が独占した絶頂期に、1位だったこの曲。
共作ですが、ポール色が強い曲でしょうか。
で、武道館公演の1曲目に、これ持ってきたかとニンマリ。
高額なチケットを買えなかったのか武道館には入れず、当日は武道館の外にかすかに漏れる音を聴いた者たちが1000人ほどいたとのこと。
その下々の者たちの中に、おとぎくも混じっていた。当然、拍手の代わりに宝石を鳴らすこともできずに。。。
そこに一発「Money can’t buy me love」と来たのでスカっとした!
普通にチケットを入手して中で見た方々は、もちろん正しい方法でコンサートを観ているわけで、外の人よりも楽しめたとは思いますけどね。
しかし、風吹く中に立って聴いていた者の肌感覚として、ここは素晴らしいオープニング選曲だと思った。

もう一つ、この日はとても嬉しいこともあった。その話はまたのお楽しみに・・・。
Thank you Paul!

2015-05-23 Beatles トラックバック::0 コメント::0

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